國分功一郎『天皇への敗北─シリーズ哲学講話─』
900円+税
(新潮社、2026年4月刊)
個人的に2026年最重要書籍の一つであり、近年の國分さんの著書の中でも飛び抜けて重要な本なのではないかと思います。これから憲法や天皇、ひいては政治について考えるうえで、一つの不可逆な立脚点を示してしまった一冊。
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(版元紹介より)
公布から80年、今こそ日本国憲法を本気で考える。憲法をめぐって紡がれた物語は、国民に浸透しつつも、第二次安倍政権下で危機に直面する。その時、立ちはだかったのは意外な“存在”だった──。「天皇への敗北」はなぜ起きたのか? その理由を、30年前に物議を醸した「敗戦後論」、昭和の憲法学者と文人の抵抗、戦争責任まで遡って探る。戦後憲法学の試みを近代文学に準え、複雑に絡み合う「天皇・憲法・戦後」の核心に迫る。