寺尾紗穂『あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々』
1,100円+税
(中央公論新社、2026年7月刊)
歌やエッセイが注目されることが多い寺尾さんですが、ノンフィクションライターとしても非常に誠実で、心に残る文章を紡がれる方です。強く関心を寄せられているテーマの一つである「南洋」を描いた力作の文庫版で、現代日本を生きる我々の暮らしや人生も逆照射してくれる一冊。
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(版元紹介より)
1920年から終戦まで日本の統治下にあったパラオ。
そこには南洋庁という役所が置かれ、
作家の中島敦をはじめ、日本から移り住む者も多かった。
「楽園」と呼ばれた島で、日本人移民と現地島民が織りなす
暮らし、そして「戦争」のリアルとは――。
各地で拾い集めた、80年前の「日常」の証言。
植民地支配の歴史を、そこに暮らした人々の視点から見つめなおすルポルタージュ。
〈巻末対談〉中島京子