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三宅香帆『娘が母を殺すには?』

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三宅香帆『娘が母を殺すには?』 (PLANETS、2024年5月刊) 物騒なタイトルですが、めちゃくちゃ読ませる本で、読み始めたら一息に読了してしまうはず。母と娘の関係性──身近で普遍的な問いをもとに、現代日本でヒットした小説やアニメ、テレビドラマを縦横無尽に読み解く。現代の文芸評論のひとつの道標をつくった一冊。 ========== (版元紹介より) 10万部超えベストセラー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆の最新刊! 「母」の呪いに、小説・漫画・ドラマ・映画等のフィクションはどう向き合ってきたのか?「母」との関係に悩むすべての「娘」たちに贈る、渾身の文芸評論! 「毒母」「呪い」「母がしんどい」「母が重い」――いまや社会現象となっている「母と娘の葛藤」は、フィクション作品の中でも繰り返し描かれ、その解法が探られてきた。 本書では、注目の若手批評家・三宅香帆の視点をもとに、「母と娘の物語」を描いた作品を分析し、「母娘問題」のひとつの「解」――「母殺し」の具体的方法を提示する。 「あまりに物騒なタイトルに、いささか驚いた人もいるかもしれないが、もちろん「母殺し」とは、物理的な殺人を意味するものではない。そうではなく、本書で主張したいのは、古来多くのフィクションが、息子の成熟の物語として「父殺し」を描いてきたように、娘もまた精神的な位相において「母殺し」をおこなう必要があるのではないか、ということだ。」――まえがきより 【本書で取り上げる作品一覧】 『イグアナの娘』『ポーの一族』『残酷な神が支配する』萩尾望都/『砂時計』芦原妃名子/『日出処の天子』山岸凉子/『イマジン』槇村さとる/『なんて素敵にジャパネスク』氷室冴子/『乳と卵』川上未映子/『爪と目』藤野可織/『吹上奇譚』『キッチン』『大川端奇譚』吉本ばなな/『銀の夜』角田光代/『凪のお暇』コナリミサト/『SPY×FAMILY』遠藤達哉/『Mother』『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』坂元裕二/『くるまの娘』宇佐見りん/『愛すべき娘たち』よしながふみ/『私ときどきレッサーパンダ』ドミー・シー/『娘について』キム・ヘジン/『肥満体恐怖症』『最愛の子ども』松浦理英子/『母という呪縛 娘という牢獄』齊藤彩 【目次】 第一章 「母殺し」の困難 1 母が私を許さない 2 母が死ぬ物語―「イグアナの娘」『砂時計』「肥満体恐怖症」 3 「母殺し」はなぜ難しいのか? 第二章 「母殺し」の実践 1 対幻想による代替―1970~1980年代の「母殺し」の実践 2 虚構による代替―1990年代の「母殺し」の実践 3 母を嫌悪する―2000年代以降の「母殺し」の実践 第三章 「母殺し」の再生産 1 自ら「母」になる―もうひとつの「母殺し」の実践 2 夫の問題 3 父の問題 第四章 「母殺し」の脱構築 1 母と娘の脱構築 2 二項対立からの脱却 3 「母殺し」の物語

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