ユク・ホイ『ポストヨーロッパ』(訳:原島大輔)
2,600円+税
(岩波書店、2025年10月刊)
アメリカ大陸のことを深く理解するために、ヨーロッパやアジアについて理解を深めることも同じくらい重要だと思います。本書もこの2026年初頭の激動に立ち向かうための必携の一冊と言えるでしょう。
==========
(版元紹介より)
世界を覆い尽くす際限のない消費主義と、各地で激化する保守主義や他者の排除――。故郷喪失の感覚と故郷回帰への欲望に囚われた時代、哲学は何を示すことができるだろうか? アジアとヨーロッパを横断する哲学者がハイデガー、スティグレール、西谷啓治らとの対話を通して描き出す、〈ヨーロッパ化〉した惑星を超え出る思考
目 次
日本語版へのまえがき
まえがき
前 奏 故郷喪失的立場
第一節 惑星化と故郷喪失
第二節 故郷喪失の肯定
第一章 哲学とポストヨーロッパ
第三節 ヨーロッパ哲学の精神
第四節 ポストヨーロッパの構制
第五節 思考の個体化と課題
第二章 「アジアとは何であるか」――ひとつの問い
第六節 「アジアとは何であるか」という問い
第七節 テクノロジーと比較研究の限界
第八節 思考の個体化と普遍の追究
コーダ 善きポストヨーロッパ人たち
第九節 ニーチェの後に、善きヨーロッパ人
第一〇節 魔法の舌