独歩ちゃん『足りなさを味わう: 独歩ちゃんの山ごもりレシピ日記 ・秋』
(百万年書房、2024年11月刊)
「料理とは創造である」。疲れ切った心身で本書を繰っていると、そんなテーゼが自然と脳裏に浮かんできました。権威主義でもなく、ケアでもない。今昔の食にまつわる書物の中でも類書が見つけづらい、唯一無二の実践録でありレシピ集。(著者サイン本)
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(版元紹介より)
松ぼっくり焼き豚、イクラの金木犀漬け、桃香るコーヒー豆カレー……!?
「手軽で時短な、ずぼらレシピ」とは対極の、読者の感覚(センス)と想像力を試す唯一無二のレシピ100。
詩人・向坂くじら、驚嘆。
独歩ちゃんは食べものを操作しようとしない。自分の手慣れた、納得できる地点へ持っていこうとしない。むしろ、食べものの持つ微細な変化に、自分のほうがついていこうとする。(中略)ふつう、レシピは自炊者たちにこう語りかける。さあ、材料をそろえて、この料理を作ってみなさい。けれど独歩ちゃんのレシピは違う。するどくたずねる。そこにある食べものと、そこにある体を、あなたはどうするのか。