打越正行『沖縄社会論——周縁と暴力』
2,700円+税
(筑摩書房、2025年12月刊)
本を売り、買い、読む。それは著者をはじめその本をこの世に送り出した人たちの魂や命を、半永続的な構築物へと継いでゆく営みでもあり、遺稿集であればことさらそのことが身に沁みます。約1年前に急逝した、若き社会学者の魂が凝縮された一冊。
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(版元紹介より)
暴走族のパシリにはじまり、沖縄で調査を続けた。
『ヤンキーと地元』を書いた伝説のフィールドワーカーによる遺稿集。
2024年12月9日に急逝した、社会学者・打越正行さんの遺稿集を一周忌に合わせて刊行。
『ヤンキーと地元』(2019年3月刊、2024年11月ちくま文庫化)で打越さんは、沖縄の暴走族の「しーじゃ・うっとう(先輩・後輩)」関係などをもとに、建設業で生きるリスク層の生活を描かれました。地元の人間でも調査できない領域にパシリとして入っていった著者の本は、ナイチャーの書いたものとして驚きをもって迎えられ、第六回沖縄書店大賞沖縄部門大賞を受賞するなど高い評価を得ました。
本書は打越さんの遺した、パシリ論、沖縄社会論、暴力論の3部からなり、石岡丈昇、上原健太郎、上間陽子、岸政彦各氏の解説を付す。
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根本はあくまでも「社会学者」だった。
暴力の真ん中で、生活をともにするような調査をしながら、
打越は優しい男だった。
――岸政彦
みんなが打越くんの仕事を超えていく。
そこに自分の仕事を重ねながら、連なりながら。
――上間陽子
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