(アーカイブ動画)分断の時代に「酒場」は何をもたらすのか? ──ゲスト:朱喜哲(哲学者)【シリーズ「酒場の人文学」 #2】(2026年5月22日開催)
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本商品は、既に開催済のTALK LIVEのアーカイブ動画です。
(視聴期限:2026年11月30日まで)
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トークイベントシリーズ「酒場の人文学」は、酒場という場を、あるいは酒場という場から“人文学する”試みです。
多くの街にとって、そして一定数の人々にとって、不可欠な存在である酒場。夜ごと人が集い、語らうこの場を、またはこの場で生じる現象を哲学、社会学、人類学、文学など、人文学のさまざまな見地から捉えてみたいと考えています。
シリーズ第2回のゲストは、哲学者の朱喜哲さん。
プラグマティズム言語学を専門とし、初の新書となる『バラバラな世界で共に生きるーーリチャード・ローティの哲学』(NHK出版新書)を刊行したばかりの朱さんと、酒場に生じる「会話」と「連帯」の可能性について考えていきます。
いま、世界のいたる場所で分断が生じています。世界はバラバラになってしまった──そう感じている人も少なくないでしょう。
しかし、世界は本当に「バラバラになってしまった」のでしょうか。もしかすると、世界は元々バラバラで、さまざまな出来事がそれをあきらかにしただけなのかもしれません。
分断の時代の処世術として、他者との間に「違う世界に生きる人」と線を引き、それぞれの世界を生きる。それも一つの選択肢なのかもしれません。
だけど、それはなんだか少しさみしいような気もします。
さまざまな分断を越えて他者と連帯し、「共に」この世界を生きるために、私たちには何ができるのでしょうか。
そんな「バラバラな世界を、共に生きるための方法」を示唆してくれるのが、「酒場」という場所なのではないでしょうか。
一つの大きな目標と文化を共有する人々が集う職場、血縁という強固な絆で結ばれた家庭、あるいは地縁などで結びついた友人関係。
私たちが日常を生きる中で、「何も共有していない他者」と語らう機会はそう多くありません。
しかし、酒場には出自も、職業も、性別も、趣味嗜好も、政治信条も、何もかもが異なる人々が集まり、ときにそのすべての違いを脇に置いて語り合う時間が存在します。
この、普段の生活や仕事の中では関わることのない人々が空間を共有し、共に楽しい時間をつくるという「酒場的な行為」の中にこそ、私たちが「バラバラな世界を共に生きる」ためのヒントがあるのではないでしょうか。
無論、そこにはさまざまなリスクも存在します。酔いに任せて放った何気ない一言で誰かを傷つけること、なんらかの差異からいさかいが生まれること、目も当てられないような痴態を晒すこと……。
しかし、それらは「何もかもが異なる他者と共に生きるための学び」に変えることもできるはずです。
本イベントでは、自らも酒場を愛する朱さんと共に、「酒場」という場がこの分断の時代に何をもたらすかについて考えていきます。
※会場では白楽の「喫茶酒房 BAR 本の上のねこ」の店主・杉山瑞樹さんをゲストバーテンダーとしてお迎えし、今回のテーマにちなんだオリジナルドリンクを提供いただきます。ただトークを聴くだけでなく、五感ごと「酒場の人文学」する時間を、ぜひお気軽に楽しみにきてください。なお、ノンアルコールドリンクもご用意しておりますので、お酒が飲めないという方もお楽しみいただけます。
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■登壇者プロフィール:
朱 喜哲(ちゅ・ひちょる)
哲学者、大阪大学招へい准教授。1985年大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史。また研究活動と並行して、企業においてさまざまな行動データを活用したビジネス開発に従事し、ビジネスと哲学・倫理学・社会科学分野の架橋や共同研究の推進にも携わっている。著書に『バラバラな世界で共に生きるーーリチャード・ローティの哲学』(NHK出版新書)『人類の会話のための哲学』(よはく舎)、『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』(太郎次郎社エディタス)、『バザールとクラブ』(よはく舎)、『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(共著、さくら舎)、『世界最先端の研究が教える すごい哲学』(共編著、総合法令出版)、『在野研究ビギナーズ』(共著、明石書店)、『信頼を考える』(共著、勁草書房)、共訳書に『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(ロバート・ブランダム著、勁草書房)などがある。
(聞き手)鷲尾 諒太郎(わしお・りょうたろう)
ライター/編集者。1990年、富山県生まれ。早稲田大学文化構想学部卒。株式会社リクルート、株式会社Loco Partnersを経て現職。ビジネス領域、人文・社会科学領域を中心に、執筆・編集業を営んでいる。
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■日時・場所:
2026/5/22 (金) 19:30 - 21:30
@書店など「bookpond」現地/オンライン配信
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